柏ハートネットについて

「柏市在中の方々が急性心筋梗塞を発症した際、近隣の病院で速やかに治療できる体制が不十分である」 「受け入れ先病院を探すのに時間がかかる」「遠方まで搬送されることがある」これは、柏市民の日常診療にあたられている先生方が 感じている不安です。また、救急搬送を受け入れても、全ての病院が急性心筋梗塞に対応できるとは限りません。 こういった問題を少しでも解決すべく、『柏ハートネット』というネットワークが考案され、2010年12月からスタートしました。 さらに2015年5月には新たな救急システムの運用が始まり、月間約30件の対象患者様が、本システムによって搬送されています。

当院では、以前より急性心筋梗塞などの心臓病の患者様の受け入れを積極的に行っておりますが、 より一層広域の循環器救急医療に貢献すると共に、今まで以上に速やかで適切な医療を実現するため、 この柏ハートネットに参加いたしました。現在、東京慈恵会医科大学附属柏病院・柏市立柏病院・おおたかの森病院が参加し、 各病院の循環器医師及び、柏市と流山市の消防本部や各救急隊と直接連絡を取り合える体制が整い、 循環器医療の連携が充実されました。地域の救急医療、特に循環器救急医療に力を入れており、住民の方々や、柏周辺の診療所や病院の先生方、 また救急搬送を担う消防署の方々の信頼に応えるべく努力を続けてまいります。

おおたかの森病院
循環器内科部長 江田 一彦

柏ハートネットの概要

  1. 柏ハートネット設立の目的
    柏ハートネットは、柏市周辺の二次・三次救急体制の中で、医師会の要請を受けて消防機関との 協力体制の下、住民の循環器疾患に対する救急救命を円滑かつ、適正に行うことを目的とする。
    【柏ハートネット運用基準 平成23年4月1日より】

  2. 柏ハートネットの組織 【平成28年2月1日現在】
    組織
     柏ハートネット委員会(柏市医師会・柏市消防局・参加病院)
    参加病院
     おおたかの森病院 循環器内科
     柏市立柏病院 循環器内科
     東京慈恵会医科大学附属柏病院 循環器内科

  3. 柏ハートネットの活動
    ①参加病院の循環器内科でホットラインを設置し、救急隊・地域医療機関・参加病院間の密で迅速な連絡を可能とする。
    ②救急システムの構築と稼働により、適正医療機関への搬送先選定に寄与する。データを収集することで救急体制の現状を分析し改善に寄与する。
    ③医療圏住民への啓蒙広報活動

◎救急システムのメリット
救急隊が最小限の現場情報を、1回の操作で同時に複数の医療機関へ送信することが可能な為、搬送先を迅速に決定することが出来ます。