泌尿器科

治療方針

当院の泌尿器科は2名の泌尿器科学会専門医で診療を行っております。
当科は下記疾患を診療しています。当院の特色としては、レーザーを用いた経尿道的尿管結石破砕術(TUL)を行うことができること、 順天堂大学医学部附属順天堂医院と連携して医療にあたることができることにあります。また急性期病院としての機能を果たすため、 尿路感染症の治療や尿管ステント留置、腎瘻造設術にも積極的に取り組んでいます。 外来においては、膀胱鏡検査・CT検査などを当日に行うことができ、前立腺癌の腫瘍マーカー(PSA)の値も当日にお知らせすることができます。
ご相談だけでも構いませんので、気になることがありましたら是非お気軽にご受診ください。

 排尿障害  前立腺肥大症 過活動膀胱 尿失禁 神経因性膀胱
 尿路感染症  膀胱炎 前立腺炎 精巣上体炎 腎盂腎炎 性感染症
 尿路悪性腫瘍  前立腺癌 膀胱癌 腎細胞癌 腎盂癌 尿管癌 精巣腫瘍
 尿路結石症  腎結石 尿管結石 膀胱結石
 男性機能障害  男性更年期障害 真性包茎手術 勃起障害(自費診療となります)
 その他  陰嚢水腫 など


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当科の手術の特色

・前立腺生検
検診などでPSA値が高いことを指摘されて初診となる患者様がほとんどです。 当院では、前立腺MRI検査を行い、年齢・PSA値・画像結果などを併わせ、前立腺針生検を行うか検討します。 原則、前立腺MRIで前立腺癌を疑う所見がなくても、PSA値が4ng/ml以上の場合は(明らかな前立腺肥大症、前立腺炎がなければ)前立腺癌の 可能性があるので生検を勧めていますが、80歳以上のご高齢であったり、持病のため生検が危険と判断した場合などは、患者様と相談のうえ、 PSA値を定期的に経過をみていくこともあります。 前立腺生検の方法は、肛門から針を挿入する経直腸生検と、陰嚢と肛門の間の皮膚から針を挿入する経会陰生検の2種類がありますが、 当院では経会陰生検で生検を行っています(下図)。経会陰生検を行う理由は、検査後の感染が少ないこと、出血が少ないこと、癌の検出率が高いことが挙げられます。 入院は1泊2日(入院日当日に生検を行い、翌日午前に退院予定です)、入院費用については1割負担の方で約2万円、3割負担の方で約4万円となります(大部屋での概算になります)。


・経尿道的尿管砕石術(TUL)
尿路結石(腎結石、尿管結石)の中で、自然排石しない尿管結石や1cm以上の腎結石、もしくは水腎症(尿の流れが悪い状態)を伴う尿管結石などは治療介入が必要となります。 一般に、尿路結石の治療は、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)と経尿道的尿路結石砕石術(TUL)があります。 ESWLは比較的簡単な治療法ですが、結石の位置や硬さによって破砕効果にばらつきがあり、破砕できても摘出することが出来ないことと、 複数回の治療が必要になることがあります。一方、TULは結石を内視鏡で直接確認してレーザーで砕石するので、ほぼ確実に結石を砕くことができ、同時に破砕した破片を摘出することが可能です。 そのため、現在ではESWLよりもTULを選択して手術が行われることが主流となっています。


【図】レーザーで砕石をしている時の手術画像

・経尿道的腎尿管砕石術(f-TUL)の手術内容

  1. 全身麻酔で手術を開始します。
  2. 尿道より膀胱鏡を挿入します。
  3. 膀胱内で尿管の出口の尿管口を確認します。尿管の造影や尿管の観察を行い、結石の場所や数、 尿管狭窄(きょうさく)(狭くなっている)や腫瘍の有無をよく観察します。
  4. 手術が可能と判断されれば、尿管内にアクセスシース(尿路への内視鏡の挿入を簡易化し、ルートを確保するための空洞の筒)を挿入して、 レーザー砕石を行い、可能な限り結石を取り出します。
  5. 尿管狭窄の予防のため、尿管ステントと呼ばれる細いゴム状の管で腎臓と膀胱をつなぎます。
  6. 尿道から、尿を排出する管(尿道カテーテル)を挿入して手術を終了します。

・手術時間
1cm程度の尿管結石で尿管に狭窄のない場合では、およそ1時間から2時間かかります。 しかし、尿管に狭窄がある場合、多数の結石がある場合、あるいは結石が2cmを超える場合などでは手術時間は長くなります。

・手術後
経過が問題なければ、手術翌日に尿道カテーテルを抜き、水分・食事も再開となります。 また、手術翌日からベッドからも離床いただきますが、高度の血尿や感染がある場合、主治医の判断により変更となる可能性があります。 尿道カテーテルを抜いて発熱や血尿がなければ、通常1週間程度で退院は可能となります(合併症や基礎疾患の有無により、回復には個人差があります)。 尿管ステントは、退院後に外来で抜去、もしくは入院中に抜去することが多いです。 但し、結石が除去されていない状態で尿管ステントを抜去すると、再度陥頓(かんとん)(結石が尿管にはまり込んで塞いでしまう状態)してしまう可能性があります。 従って、結石が除去されていない場合は抜去できません。


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診療・治療実績


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スタッフ紹介

野間 康央 (Noma Yasuhiro)

職位:泌尿器科 医長


~プロフィール~

学歴: 順天堂大学 平成20年卒
所属学会: 日本泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡学会、日本尿路結石症学会、日本内分泌学会
資格: 日本泌尿器科学会指導医・専門医、内分泌代謝科(泌尿器科)専門医、 身体障害者福祉法指定医(膀胱又は直腸機能障害)、 身体障害者福祉法指定医(腎臓機能障害)、臨床研修指導医、がん治療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了、 前立腺癌永久密封小線源治療の安全取扱講習会修了、 医師の臨床研修に関わる指導医講習修了、 過活動膀胱 仙骨刺激療法指定講習修

~略歴~
順天堂大学医学部附属順天堂医院、同練馬病院、同浦安病院、越谷市立病院、帝京大学医学部附属病院


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松下 一仁(Matsushita Kazuhito)
専門外来:毎週金曜日


~プロフィール~

所属: 順天堂大学医学部附属順天堂医院(准教授)
資格: 日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本性機能学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、がん治療認定医、がん治療に携わる医師に対する緩和ケア研修修了
専門: 骨盤内手術後の性機能障害、排尿機能障害に対する治療、メンズヘルス、男性更年期障害


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